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フェムテック「かかとケア」

無毒良品No.21

角質はからだの状態を知らせるサイン!

「体の地図」とも言われる足裏と角質は女性特有の体とも関係が深いと言われています

反射区

「体の地図」とも言われる足裏と角質は女性特有の体とも関係が深いと言われています。

足裏には「反射区(ツボ)」と呼ばれる両足を前身と見立てる「体の地図」が存在します。この地図は全身の臓器や器官に対応しており、反射区(ツボ)を介して体の調子を整えられるとされています。足裏反射区(ツボ)を刺瀕した時に痛みを感じるなど、なんらかの反応が出た部位や器官には、その臓器の機能が落ちているサインです。角質は「鎧」として機能が落ちている臓器や器官を守っている、という考え方もあるのです。

例えば、足裏のかかとに角質が多い場合は、子宮や卵巣などの婦人科系の臓器に疲れが出ているという見方をします。この他、生理の症状や婦人科系の不調、PMS (月経前症候群)など、何らかのトラブルを抱えている可能性が高いとも考えられます。一般的にはネガティブなイメージの角質ですが、実はリフレクソロジーでは体調をチェックするための判断材料のひとつとして、なくてはならない存在なのです。とはいえ、角質を放っておくとさまざまなトラブルの原因にちなるので定期的なコツコツケアは必要です。

意外と女性の力ラダと密接な「日々のかかとケア」

かかとに触れた時に冷たいと感じる時は、骨盤腔内が冷えている可能性があります。この場合はまず、かかとを温めるのが良いようです。素足でいる時闘が長い場合、せめて自宅で過ごす時だけでも靴下を履いて保護しましょう。

かかとの外側(小指側)は卵巣、内側(親指側)は子宮の反射区が含まれているので、生理トラブルなど何らかの不調を感じている場合、多少痛みを感じることも。丁寧にしっかりともみほぐすことで徐々に温かいと感じるようになります。このパーツを丁寧にほぐすと、骨盤腔内の血液の巡りがよくなると言われています。また、足裏側に固い角質がついているとほぐしにくいので、お風呂あがりや足浴後など、かかとの角質が柔らかい状態の時にほぐすのがおすすめです。

角質はその見た目の状態からやっかいなものですが、時には体の状態を教えてくれる役に立つ存在です。とはいえ、足元が軽やかになる季節は人目にもつきやすいので、角質が目立つと気になる人も多いはず。自信を持ってサンダルを履ける自慢の素足を目指して、1日の終わりには自分自身の体の状態と向き合い、いたわりながらコツコツケアを続けていきましょう!

<執筆引用> 「Geinicコラム」齊藤美幸/ビューティーセラピスト&アドバイザー

あなどれない「かかとケア」

「かかとには体重の70%がかかります。年齢とともに筋力、柔軟性が低下してくると、足への負担はさらに大きくなり、その衝撃に反応するように角質は厚く硬くなります。加齢とともに皮膚のバリア機能は落ち、ターンオーバーも乱れますから、乾燥した厚いかかとはひび割れたり、再生に時間がかかったりするのです」

40代、50代こそ、かかとケアが重要!

40代、50代はガサガサスパイラルに陥りがち

40代、50代は筋肉量の低下などから血行が悪くなり、皮虜のターンオーバーが乱れ、角質肥厚に。コラーゲンも減少するので、肌の弾力が衰えてバリア機能が低下。水分を保持しにくく、厚いかかとがひび割れてガサガサに。

ガサガサかかとは放っておくと菌の温床に!

乾燥してひび割れたかかとの溝は、水虫をはじめ菌が入りやすいうえに洗い流しにくく、繁殖しやすい環境に。特に40代、50代は、コーティングの役割を果たす汗や皮脂も少なくなるため、菌の格好の温床に。

皮膚はターンオーバーによって再生。ケアをすれば改善します

皮膚は約1力月でターンオーパーするので、頑固なガサガサかかとも、ケアを続ければ改善していきます。年齢を重ねるとターンオーパーも乱れがちになりますが、あきらめず継続し、改善後は予防のケアも忘れずに。

痛みや歩き方の変化による二次トラブルに注意

かかとのガサガサを放っておくと、皮膚が割れて痛みを伴うことも。無意識に痛みをかばう歩き方になってしまい、その結果、膝や腰に痛みが出るなど、二次的なトラブルや症状を引き起こすこともあるので注意して。

<執筆引用〉桑原靖/足のクリニック表参道院長

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